英語を学ぶ時に、英文法を理解する手っ取り早い方法は、英文法の全体像を掴むこと。初めに細かいところから始めても、木を見て森を見ずになってしまい、理解しずらくなってしまう。
その意味で、この5文型を最初にやっておいて損はない。
英語の文は、基本的に以下の5つの文型に収まるので、英文が出てきたら、以下の5つのパターンのどれに当てはまるのかな、と考えると理解しやすくなる。
5文型のポイント
第1文型: S(主語)+V(自動詞)
第2文型: S(主語)+V(他動詞)+C(補語)
第3文型: S(主語)+V(他動詞)+O(目的語)
第4文型: S(主語)+V(他動詞)+O(第1目的語)+O(第2目的語)
第5文型: S(主語)+V(他動詞)+O(目的語)+C(補語)
第1文型: S(主語)+V(自動詞)
一番シンプルな形で「~は~する」という意味。S+Vのあとに、修飾語句がくることが多い。
The door opens. (ドアが開く)
S V
I work from home. (私はテレワーク(在宅勤務)する)
S V
She lives in the apartment. (彼女はアパートに住んでいる)
S V
第2文型: S(主語)+V(動詞)+C(補語)
動詞の後に補語をとる形。ここでの動詞には、Be動詞、become、look、remain、feel、smell、sound などがくる。主語と補語がイコールの関係になっている。補語の C には、名詞、形容詞や同等の語句がくる。S=Cと覚えておこう。
I am Japanese.「僕は日本人です」
S V C
She is a youtuber.「彼女はユーチューバーです」
S V C
The coffee smells good.「コーヒーはいい匂いがする」
S V C
That sounds spooky.「それは怖そう」
S V C
第3文型: S(主語)+V(他動詞)+O(目的語)
動詞のあとに、目的語をとる形で「~は~を~する」という意味で、主語と目的語がイコールの関係になっていない。S≠Oと覚えておこう。
I googled it.「それをググってみた」
S V O
He tweeted the article.「彼はその記事をツイートした」
S V O
第4文型: S(主語)+V(他動詞)+O(第1目的語)+O(第2目的語)
「~は~(人)に~(物)を~する」この目的語を2つとる動詞には、give の他には、lend, send, show, tell, buyなどがある。2つの目的語は、イコールではないので、O(目的語)≠O(目的語)と覚えておこう。
She gave me a hug.「彼女がハグしてくれた」
S V O O
He showed me the picture.「彼は私にその写真を見せてくれた」
S V O O
第5文型: S(主語)+V(他動詞)+O(目的語)+C(補語)
最後は、動詞のあとに、目的語と補語をとる形。ここでは、O(目的語)=C(補語)の関係があることに注意しよう。ここの補語の C には、名詞、形容詞や同等の語句がくる。
この動詞には、keep, call, find や、知覚動詞 (see, hear, feel, smell) や使役動詞 (have, make, get, let) がくる。
She always keeps her room clean.「彼女はいつも部屋をきれいにしている」
S V O C
He found it helpful. 「彼はそれが役に立つと分かった」
S V O C
I heard the baby crying.「赤ちゃんが泣いているのを聞いた」
S V O C
They make me happy.「彼らは、私を幸せな気分にさせてくれる」
S V O C
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