英語で可能性の表現は、いろいろあるが、あまり厳密に考えないで使うことはないだろうか。
会話表現では、「かもしれない」という可能性を示す場合、助動詞の may や might、副詞であれば、maybe、perhaps、probably などを使うのが一般的。
可能性の表現として、よく聞くのは、”It is possible, but not probable.” (可能性はあるが、実現しそうにない)であろう。
こういった形容詞の possible, probable, likely を使って、”It is possible (probable, likely) that ~” という文も見かけることがある。
それぞれに含まれている「可能性」は微妙に違うので、今回は、possible, probable, likely の違いについて紹介したい。
possible, probable, likely の違い
possible: 論理的に可能、または起こりうる場合
probable: 統計上、あるいは状況から判断して大いにありそうな場合
likely: possible と probableの中間、ある程度の可能性はあるが、確実ではない場合
つまり、可能性の高さの順位は、probable > likely > possible となるようだ。
possible, probable, likely の使い方
○ possible: 可能な、考えられる
It is possible that he will be late.
(彼は遅れる可能性がある)
○ probable: ありそうな、起こりそうな
It is probable that she is busy.
(彼女は忙しそうだ)
○ likely: ありそうな、起こり得る
It is likely that this will happen.
(これが起こりそうだ)
※可能性の助動詞については、以下も参照。
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