アメリカ人と会話しているとき、よく耳にする表現が、”depend“。
非常に便利なので、アメリカに住んでいた時は、管理人もよく使っていた。
アメリカの新聞の求人広告に、例えば、”Monthly salary ranges from $20,000 to $30,000 , depending on experience” (月給は、経験に応じて2万ドルから3万ドルまでさまざま) という表現を目にする。この場合の “depending on” は “according to” と同義語で「~に従って、応じて」。
今回は、この “depend” の意味と語源、使い方について紹介したい。
“depend” の意味と語源
そもそも “depend” は日本語の辞書で「頼る」「依存する」「当てにする」と出ている。”depend” のあとに、前置詞の “on” または “upon” がよく使われ、”depend on~” は「~次第、による」。
Oxford Languages の定義によると、もともと、ラテン語の “de” (=down 下に) と “pendere” (=hang つるす、ぶら下がる) が合わさって、ラテン語の “dependere” が生まれ、古フランス語 “dependre” → 英語 “depend” となったようだ。
つまり、’pend‘ には、「ぶら下がる」という意味がある。
“pend” (ぶら下がる)を含む単語
append「付け加える」
appendix「付録」「虫垂」
independent「独立した」(※ in=否定の意)
pending「未決定の」
spend「費やす」
suspend 「一時停止する」(※ sus, sub,下の意)
“depend” の使い方
That depends on the weather. (それは天気次第だ)
That depends.= It all depends. (一概に言えない)
※このあと、’On what?‘ (何によるの?)と聞く場合が多い。
I depend on you. (頼りにするよ)
That depends on how you define it. (それは、君の定義次第)
That depends on how you look at it. (それは、君の見方次第)
That depends on how I feel. (それは、私の気持ち次第)
You can depend on me. (私にまかせて)
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