シアトル空港に到着して数時間後、シアトルのフォスタースカラーシップ本部から担当の中年アメリカ人一人と、20代の若い男性が一人バンでやってきて、我ら留学生をモーテルまで連れて行ってくれた。このモーテルは、三階建ての高さで、部屋に入ると、リビングは畳六畳くらいの大きさでソファと20型のテレビ、そのそばに電気スタンドが一つ置いてあるのみ。右端にの方に、バス、トイレがあって、そこを通って奥に入ると、寝室がありベッドが置いてあった。とにかく、日本のような蛍光灯というものがないので、薄暗くてしかたがなかった。モーテルの外に出ると、正面にハイウェーが通っていて車の往来が激しい。周りは森林に囲まれ、ハイウェーを挟んで向こう側に中古車がズラーと並び、”Used Car”の看板が見える。モーテルのすぐそばに、パーキングロットがあり、見ると一日3.95ドル。その頃、1ドル約240円だったので、日本円にして950円ほど。目と鼻の先には、食料品店、マクドナルド、ピザハットの赤い店も見える。
ランチの時間、他の2、3人の学生と一緒にマクドナルドに入った。さて、いよいよアメリカにおいて初めて英語の剣を抜く機会がやってきた。店に入ると、中は全く日本の光景と代わりはない。ただ、店員と客は肌の違うアメリカ人。Tatsujinは、高校生くらいの女の店員に “One hamburger and coke please”と言った。すると、彼女は早口でべらべらとまくしたてて全く聞き取れなかった。二度 “Pardon?”と聞いたがそれでも分からない。それで、しょうがないので適当に “Yes” と答えたら、持ち帰りの袋をもらうハメになってしまった。あーくやしい。このとき、つくづく日本で聞き慣れていた日本語英語とは決定的に違うなと思った。
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